エジソン考案の
直流送電で、
エネルギーの可能性を
切り拓く。

エジソン考案の直流送電で、
エネルギーの可能性を切り拓く。

神崎産業株式会社

神崎産業株式会社

遊戯機器のハードウエア設計や基板の製作を開発から製造までワンストップで手掛けられている神崎産業様。これまでの技術や知見を生かし、直流送電を軸としたエネルギー事業を新たに展開されています。神崎産業様が直流に着目された経緯や製品の魅力、そして、直流の普及のカギについて考えを伺いました。

培ってきた技術と知識を駆使し、新たなプロジェクトを次の一手に。

私たちは創業から30年以上、遊戯機器の基板制作やアクリル板の切削加工などを手掛けてきました。しかしこれからは、一つの産業に固執せず、幅広く事業を展開する方針を打ち出しました。そこで2020年より新たな分野を模索した結果、これまでの技術や経験から、環境問題にアプローチできないかと考えました。着目したのが、再生可能エネルギー事業です。太陽光の電力を、より効率よく送電できる新しい設備をつくれないか議論しました。そして議論の末に、“一度エジソンの考え方に戻ってみないか”という声が上がり、直流電力の可能性に気付きました。

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電子機器の心臓部に当たる基板に携わってきた、私たちらしいプロジェクトの誕生でした。

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つくった電力をいかに安定供給させていくか。低炭素市場への参入も見据えて取り組んでいます。

当初は商用の交流電力を直流電力に変換する設備を考えたのですが、それではあまり目新しさがありません。そこで考えたのが、太陽光で発電した電力を、直流のまま送電する設備です。当時、この送電システム構築の実現にジャンルの異なるメーカー6社へ相談しましたが、唯一私たちの理想を叶えられるのは椿本チエインさんの『eLINK』だけでした。そのような背景もありますが、椿本チエインさんが私たちのプロジェクトに協力いただいたことに感謝しています。

“安全性”と“インパクト”で、直流の魅力を広めていく。

弊社が提供する設備は、太陽光で発電した電気を直流で利用できること以外にも特長があります。それは、バッテリーを社屋ではなく、コンテナの中に格納し、屋外で安全に管理できることです。バッテリーは、条件によって発火の危険性があります。そのため、コンテナへ格納し、社屋とは別の場所で管理することで安全性を確保します。さらに、コンテナ内にはバッテリーチェッカーや漏電検出器、電圧監視装置などバッテリーマネジメントシステムを完備し、誰もが安心して利用できるような当社独自の製品を構築しました。

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駐車場の一画にコンテナを用いてシステムを構築。その右脇には『eLINK』を設置。

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神崎産業様が開発したバッテリーチェッカー。

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バッテリーチェッカーにより、効果的な運用を可能に。
災害時には確実なエネルギー供給を実現。

また電気の流れを可視化できるようにEMS(エネルギーマネジメントシステム)を開発し、効率的な再生可能エネルギーの活用を推進します。コンテナと組み合わせることによって安全性の確保だけではなく、コンテナに絵を描いたり、目立つようなデザインにすることで、企業のPR効果も期待できます。

「直流送電が当たり前」そんな世界をつくりたい。

椿本チエインさんに期待していることは、高出力のV2Xの開発です。容易ではないと思いますが高出力のV2Xの開発が、今後の直流電力の普及に直結すると考えています。いつか直流が当たり前になっている。そんな時代を椿本チエインさんとつくりたいです。一方、現在の設備の簡易版をつくれないかということも検討しています。小さな太陽光パネルと5V程度の小さなバッテリーで、最低限の照明や電気を賄うというものです。もしそれが実現すれば、電線が引けないような新興国でも、電気を使うことができます。最近では中古バッテリーが増えており、その資材をリユースする手段の一つにもなり得ます。そうした世界をつくるためにも、直流送電の魅力を広めていけるように椿本チエインさんをはじめ、同じ志を持つ企業と一層連携を深めていきたいと思います。

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『eLINK』の設置面積はそのままに、よりスペックが向上することを希望します。

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忌憚なく意見をぶつけ合いながら、製造、開発、営業一丸となって、メイドイン神崎産業を打ち出していきます。

戸谷 泰文 様 神崎産業株式会社 製造部
戸谷 泰文 様
この事業は世の中には無いためゼロからの挑戦ですが、とてもやりがいを感じながら取り組んでいます。
山田 恭久 様 神崎産業株式会社 開発部
山田 恭久 様
社会のインフラは簡単に変えられるものではありませんが、電気代が高騰する今、再生可能エネルギーと中古バッテリーを使用した新たなるシステムで脱炭素に貢献できる選択肢を生み出していければと考えています。
山本 幸典 様 神崎産業株式会社 営業部
山本 幸典 様
技術者ではないからこそ、生活者に近い視点を大切にしながら、直流送電やこの設備の魅力をより多くのお客様に伝えていきたいです。

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